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執筆者の写真naomikami

11/26アートスクール 縄文遠足

代官山ティーンズクリエイティブのこどもたちと一緒に、

長野は富士見の井戸尻考古館で、念願の縄文遠足でした。

 

縄文の服に着替え、考古館を周り、いざ、土器と鉄平石で料理。 ナイフはもちろん黒曜石。そして最後は鏃づくりと盛り沢山。


天気予報は晴れだったのに、まさかの雨。

これはもう、願うしかない!と、

はれろー!!!!!!と、みんなで大声でお天道様に願いを届ける。

(まさにこれぞアニミズムのはじまりかも笑。)

するとお天道様は見事な晴れ間を連れて来てくれました。

 

野に解き放たれた街からやってきた子どもたち。

どんどん野生化縄文化。


少しのヒントであるもので、どんどん進む料理づくり。

最初は遠慮しがちの高学年女子たちも、

鹿肉の香りには敵わない。いつの間にか焼き場に付きっきりに。


そしてほとんどはじめまして同士なのに、皆すっかり打ち解ける。


今回も空間は円!

いつだって火をぐるりと囲みたい。


縄文土器のペンダントをつけて来た少年がいたり、屋久島留学なるものに行っていたり、すでに野生力が高い子どもたちもいましたが笑、それにしても、子供たちは、やはり大人が想像するよりも、なんでもできる!と思わされました。


竹でお皿作ろうと言う前に、これでお皿作りたいと言い始め、

竹の火吹きや、みんなの箸に、みんなのための箸入れまでも作りはじめる(優しい!)。


いかに、ブレーキをかけすぎないか、大人の思うようにしないか、

それが大切だなぁなんて。

子供は自然で、子供は偉大なり。

子供を自然に置き換えるようにしている。

自然とは、コントロールできないものなのだ。そもそも。

 

それに、この広い広場、山々に見守られながらの神々しいほどに光の差し込む場所だからか、自ずと開放的になる。

やはり、空間の持つ力というものはすごい。


そして、子どもたちの反応はとても純粋だから、

なにかそこから、人間の根源的なものが見える気がするのです。

だから観察するようにしている。

頭で考えるより、本能で動く方が多いから。


鹿肉が登場した時の圧倒的な興奮は、

これは本能だろうね、なんて話を岡さんとした。

それはそれは、肉というのは今も昔も貴重なご馳走。

体を作る、大切なたんぱく源。


そして、子どもたちは正直なので、お世辞なし笑(時にそれは残酷でもある笑) 

美味しいも、楽しいも、嬉しいも、直球。


そういう意味で、今回は本当に大成功だったと思うこの余韻。

 

写真撮影のかけごえは、ハイ!ジョーモン!

そしてジョーモンジャンケンなるものも生まれたり。

愉快なヤンチャジョーモンボーイズガールズ。

岡さんが細かくフォトレポートにまとめてくださいました。


よろしければぜひ、ご覧ください。


あぁ、年末にまたひとつ、素晴らしい思い出が生まれました。

それもこれも、小松さん岡さんちぐさん西さん、のおかげです。

心よりありがとうございました。


小松さんが、

私の ごちそうさまでした!

の掛け声を受け、このあたりでは、

いただきますに対して、いただきました。

と言うと教えてくださった。


ごちそうさまでした。

というのは食事を作ってくださった方への感謝。

いただきました。

というのは、命をいただきますに対する感謝の気持ちだと思うと。


まさに。

長野のこの縄文の地のあたりでの、いただきました。

それは、何か命に近いところに常にいるからではないかと想像する。

いや、命を常に感じられている、と言う方が正しいかもしれない。


例えば火をおこすためには、木が必要で、

水、木、火、土、鹿、野菜、太陽、その周りに付随する全ては生きている(た)のだ。。。

命、いただきました。


鹿は富士見高原ファーム荻原さんにお願いし、お野菜はほそかわ農園さん。大丸屋さん。樋口さん、西さんからのおすすわけお野菜。


私の土器も、二回目の調理デビューとなりました。

またやりたい、縄文遠足!

気持ちがほかほかしている。




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