小さな自給カタログ特集
古民家七代、米山永子さんの暮らしを取材しました。
追記
私は今までで一番、季節を感じていたかもしれない。
寒い冬を乗り越えてやってきた芽吹きの春、米山家の周りは豊かな食に囲まれていた。
裏山のノカンゾウは味噌汁に、畑の蕗の薹は天ぷら、うどは梅酢で和えて、
菜の花は卵焼きに。
お彼岸の日は、なんと裏山の山椒の古木から擂粉木を作るところから始まった。
それで胡麻をすり、永子さんの母・みちこさんにおはぎを習い、仲間と一緒に頬張った。
もちろん料理の後は、生ゴミはいつも畑の土に還すので、最後まで気持ちが良い。
雪の降った冬の終わり。
いつもより一層、感謝のいただきますだった。
味噌の大豆を煮ている間のお昼。私たちの育てた大豆。
自分がいる場所を思い切って遠くに動かす。
すると見えてくる新たな価値観。
それは、1日ではなく、少しだけ長く。
価値観が揺さぶられる。
ぜひ訪れていただきたい場所です。
他にも、実践者たちのノウハウが沢山。
食糧問題についての記事も。
お勧めの雑誌です。ご一読ください。
Photo Kenta Sasaki
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