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執筆者の写真naomikami

Around the fire というプロジェクト

はじめます。


これは、生きる力を取り戻すプロジェクト。

未来を作るのは、他の誰でもない。

自分たちだ。

頼ってばかりじゃいられない。

水も電気も食べ物も、どこから来たか分からない。

お金を出せば買えるけれど、それがどこから来るか、私たちはあまりにも知らない。

日本人になくてはならない大豆のほとんどは輸入だって気づいてる? 


私は都市に生まれ、育ち、不自由なく暮らしてきたけれど、それは果たして自由なの?

野に放たれたら、自分がいかに脆弱か分かっている。

 

自然に囲まれた地方にいればそれで良い?

一方、環境意識は都市部の方が高かったりする。

井の中の蛙ではいてはいけない。双方見ると、本物が見える。


旅をしてきて気づいたことは、逞しい人が多いこと。

自分の生きるを確保できるって、なんて力強いのだ。


そして、自然の仕組みはシンプルだ。

それがいつしかこんがらがった。

そしてすり替わった。


そして、今は何が正しいのか分からないほどに、情報ばかりが溢れている。

もっと自分の目で見て、

もっと肌で感じたことが必要だ。


暗い森を見たら、

野菜がえぐかったら、

ユスリカが大量発生したら、

太陽光パネルが乱立したら、

草が生えていなかったら、

魚がいなくなったら、

りんごの花が凍ったら、

あれ?と感じるだろう。


そしたら答えもシンプルだ。


美味しい食べ物も、ややこしくない。


人類は火を使うことにより飛躍的に進歩した。

古来から、火は生活になくてはならない存在。

もういちど、手触りのあるものを取り戻すために。


原点回帰。

人間の始まりである火を囲み、遠い昔に想いを馳せて、

顔の見える食卓から、

小さい輪から、大きな未来を創造しよう。


同じ釜の飯を食う。


点が線になって円になる。


という想いです。

気候危機や食糧危機は、もうどこかの誰かの遠い話ではない。

 

今まで行ってきた焚き火の料理も、全てここに通じています。

ということを軸に、楽しくをモットーに、やっていきます。

 

共に学び作り上げていきたい人もぜひ。

私もまだまだ道半ば。

 

これを書きながら、自分にも言い聞かせています。

ご一緒できることを楽しみにしています。


2021.7.10


PHOTO: Takashi Gomi

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