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先月の12月のこと。良いイベントって、ジワーって終わった後にも余韻がずっと続く。KURKKU FIELDSにてCARABINAチームと、いのちの手触りを感じる家族の時間をテーマにしたFamily day campの1回目。畑から収穫から食べるまでも、ぜーんぶ体験できる時間でした。



ここは畑もあって、ジビエ解体場もあって、クレソンもボーボー生えているし、卵の鶏さんだっていて、まさにEat Localがここではできるもう私なんかにとっては夢のような場所。四井さんと剛さんとファーヤーピットの設営からスタート。ないものはなんでも作る、ぐにゃっと廃材を曲げたり溶接したり、S字フックやグリルも作ってしまうんだからすごい!

 

当日は、工房の岡田さんからイノシシを貰い、いつもの吊るしスタイルでじわじわ焼きます。まずは畑で収穫からスタート。

土の匂いを嗅いだり、ガーデンチーム伊藤ちゃんや麟太朗くんからのガーデンの説明の元、みんなで一緒に収穫。低学年が多いけど高学年もいる中で、それぞれがちゃんと得意分野を見つけて、料理タイム。収穫した野菜を洗い、切る。


ちょっと手慣れた子たちには、サルサの小さい野菜カットを頼んだり。5年生の子が一生懸命にミジン切りにチャレンジしてくれた。最初は玉ねぎ目にしみるからやだといっていたけど、やってみる?といって見本を見せたらトントンと。もくもくとやっていたけれど、高学年らしい作業できて少し誇らしげに見えたこの瞬間、これが嬉しいんだなぁ。サルサは本当美味しくて、これも何人のお母さんに作りかたを聞かれた。その様子を伝えたらまた嬉しそう。そうそう、料理ってそれが嬉しいよね。

 

いざファイヤー!パエリア火入れタイム。


目がしみる〜と言う子、火が熱いといってにんにくを放り投げ入れる子、良い匂いがするー、私が混ぜるー、いろんな会話が飛び交う中、全部これも五感で感じるいい経験。味見するやいなや、ずるーい俺もー!そうそう、味見って一番美味しい笑

すぐ炊けないパエリアに、お腹すいた〜まだ〜?早く〜とやきもきした子に、ヒー!早く炊けてくれーとちょっと焦ってしまった私。その時に剛さんの言った一言が忘れられない。

 

お家の人はね、いつもこれくらい時間をかけてみんなのご飯を作ってくれてるんだよ。すぐ出てくるわけじゃないんだよ。

と。そっか!待ち時間さえも学びにしてしまう。これはとても大切な発想。待つことだって大切な学びだった。私も電車が5分に1本来るクイック社会、ハンバーガーがすぐ出て来るファストな社会の申し子にいつからなってしまったのだ。

 

私の父親もそうですが、母に、おいお前、ご飯まだか?とおいおいそんな早く出て来るわけないやないかい!笑 と思うこともしばしばですが、そうなんですよ。ちゃんと料理を作るのって、時間がかかることなのです。あぁ、お家の人はこんなに時間かけて料理作ってくれてるんだね。そんな気づきになればとても嬉しい。

ましてや今回は食材を集めるところから料理は始まっていたのです。もっと遡れば、タネをまくところから、食べ物が口に入るまで、罠仕掛けて、仕留めて解体するまで、時間、かかってるんです。食べ物ってありがたい。

 

野菜のきりくずはコンポストに入れる。

そして循環のことも知る。ジビエ工房の岡田さんもやってきて、木更津のイノシシのお話もしてくれました。

農業や狩猟やこうして目の前にしている食べ物に関わる人とも交流できて、それからのいただきます。パエリアもイノシシも、あっという間にペロリ。スネの部分をガブリと噛り付いてみたり。

 

料理を食べたら、まりちゃんのシフォンを見に行ったり、河原で遊んだり、子供達はフィールドにピャーッと駆け出す。その間親御さんたちはゆっくりタイム。

そういえば自分が小学校で働いていた時、校庭も小さければ、公園も小さくて、ビルに囲まれていて。公園にはボールは投げてはいけません。親の目がないと遊んではいけません。いつから窮屈になってしまったんだろう?こんなに縦横無尽にのびのび走れる場所って、今の時代は貴重なのかも。

 

参加してくださった親御さんの感想から抜粋。

 

・前回同様息子が一度もユーチューブという言葉も発さなかったのでよかった。

・千葉から来て周りには自然がいっぱいあるけど、野菜を収穫してから料理をするという経験はなかなかなかったのでとてもよかった。

・子供が親と離れて遊ぶのが今まであまりなかったので、それができて子供の成長も感じることができた。

・子供が大きくなってないかなか家族と過ごすことがないのだけど、そういう機会が設けられてよかった。子供たちが意外に野菜を切るのが上手だった。

 

スタッフの感想から抜粋。

 

子供って僕らが思っている以上に、当たり前に思っていることを知らない。実際触ってみたりしたことがない。インターネットで知ってても、わからないからそれが嫌いとかありえる。畑のことならここに来ると、へーこうなってできてるんだーって知ることができる、そうすると自ずと好きになる。野菜に触れると好きになる。

子供が走ってても安心して距離を取れて、子供も親の目を意識せずに遊べる場所というのも大切。と、CARABINA剛さん。

僕らの思いとしては、生きている時代をよりよくする、次世代に引き継げる豊かな環境を残していくことを大切にしている。人と農と食とアートを通じてそれらを知ってもらえれば。と、KURKKU新井くん。

 

その作り手さんのいる場所で料理して食べるというのはとても貴重な体験。


都会の中で過ごしていると、自然に触れたくても触れる機会がないし、火すらIHばかりになり、触れることがない人も多い。そんな中、こうやって外で、火を焚くところから、料理をするのは、感覚が本当に研ぎ澄まされる。本当はすごい能力があるのだけど、箱の中でしか生きていなかったら、それも隠れてしまう。だから、こうやって自分の中に眠る自然を開放してあげたい。

私の小さい頃の体験でいうと、五感で感じたことって、大人になっても忘れない。教科書で習ったことなんてほとんど覚えていないのにね笑

キャンプで飯盒の下の焦げた香り、羽化する蝉の美しさ、ぼっとん便所の臭いこと、とかとかって覚えている。


そういった生きた体験こそが宝物だと思う。

 

こういう体験を、本当たくさんの子どもたち、そして大人たちにも体験してほしい。

それが自然を大切にする心につながると思って。

 

みなさまありがとうございました。


PHOTO:Daisuke Takashige

PLACE:KURKKU FIELDS

PLANNING:CARABINA


Eat to live.

命をいただくこと。生きるために、食べる。

皆なにかの命の犠牲の上に生きていると実感した日。

岡田さんから解体を学んでいる。 猪、まだ温もりがあるのは当たり前なんだけどね、分かってるんだけど、触って温いから驚いた。頭で分かるのと感じるのとは別物だ。生きてたんだもんね。

この子は畑の周りをちょろちょろしていたらしく、30kgくらいでまだ1歳になるかならないか。猟師さんから電話が入ってすぐにここへ運ばれてくる。この日はオスとメス1頭ずつが搬入された。

内臓を抜くのを見る。寒い部屋とは反対に温かい湯気が上がる。皮を剥ぐところから習い、脱骨切り分けまで。 温もりがだんだんなくなると、生き物から肉になる。なんだろうかこの感覚。


狩猟も見てみたいと思った。


生きるを学ぶ。


PLACE:KURKKU FIELDS

9月、四徳温泉キャンプ場でのむらびと祭。


自然の中で、みんなで作り、みんなで食べる

これぞ最高のごちそう!最高にうまい!


そう思わずにはいられない時間でした。

なんというか、 食べる の本質回帰。

  

教科書で地産地消とか、自然を大切にとか、頭でっかちに習うのではなくて、こういう純粋に楽しかった!の体験の下、その心はより育まれるのだと思う。五感で感じた感動は忘れない。食材は全部地元で揃ってしまうんだからまたすごい。


子どもたちは野菜切り、お母さんは肉を縛るお手伝い、お父さんは火の番人。それぞれの得意分野で活躍。みんな生き生き!



パエリアパン3台の100人前同時仕上げは初でしたが、お父さんチームのサポートや、ちびっこ火の番人たちによって無事完成。肉は吊るし焼き。



食材はもちろん全て地元の山の幸。

かつらの丘ジビエ工房から鹿と猪。お野菜は農園くさむら、大島農園、レモンは矢沢さん。お米はお隣の南箕輪村のmomoGファーム。


会場にも農園くさむらの永田さんに川島君、そして大島農園ファミリー登場。

他にも古民家の米山さんや、薪ストーブのイェルカさんや、パン屋のこねりなど地元の人たちと、県外の人たちが混ざり合って楽しむ、これまた良い交流。県外は名古屋や、兵庫、和歌山、大阪、東京から。


森のお散歩のワークショップもあり、動物の足跡をさがしたり、竹で器を作ったり、環境に負荷をかけない洗い物選手権や、

まるっと食べるにつながるストーリーがある。

盛りだくさん!


子どもたちが大きくなっても、この日のことを覚えていてくれて、

また戻ってきてくれたらとても嬉しいな。

そう思えるお祭り。そう思えるキャンプ場。

  


生きる力があるってこういうことなんだろうなぁ。

キャンプ場スタッフを見ていて思う。

生きる力がある人は、とても魅力的である。


今回声をかけてくれた雄大くん、本当にありがとうございました。

四徳温泉キャンプ場、自然と遊ぶ最高の場所です。 そう、しかも自然を大切にしながら。



灼熱のバームクーヘン作りも、楽しかったなぁ。

熱くなりすぎて脱ぎ出す男子たちよ笑

そこに水をかける男児たちよ笑


当日の様子はこちらの映像からどうぞ。 きっと来年はあなたも参加したくなるはず。





PLACE 四徳温泉キャンプ場

PHOTO YURI KATO

FILM  DAISUKE TAKASHIGE

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