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第3期おいしいってなんだ?

3期目となる、「おいしいってなんだ?2025」講座募集開始!

初回9/13は、私が先生をします👩‍🏫

私は常に、みなさんに問いたいのです。

 

“自信を持って、腹の底から「おいしい」と言えますか?”

  

世の中にはおいしいと言われるものが溢れています。メディアや商品、キャッチコピーにレビュー、そしてつい口から出る、「おいしい」。

しかし、何をもって、私たちはおいしいと言うのでしょう。

 

そして、その「おいしい」に、だいぶ振り回されている。

 

前にも書いたけれど、どうしてもお腹が空いて、コンビニでおにぎりを手に取ろうにも、お弁当を見ようにも、何やら色々入っているものばかり。

梅干しおにぎりに、梅干し、米、塩、海苔のほかに、

なにもいらないでしょう?と言いたくなる。

  

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しかし、腹の虫がさわぐと、そんな自分も判断が狂うというもの。

そして、あぁ、食べてしまったと舌にのこるへんな味。けれどどうして、そんなものが売り場を占めているのか。

    

胡桃といえば信州とうたいながら、そのやまぐるみは中国産。

福井は鯖寿司ですとうたいながら、鯖はノルウェー産。

な、なぜそうなるの笑

 

そして、手を替え品を替え、新商品合戦は止まることを知らず。

完全栄養食とは名ばかりと、思うのは少数派なのか。

テレビのコメンテーターは、毎朝をそれで済ませて、夜もキッチンも使わないインスタントサラリーマンに、共感している姿勢をとる。

 

栄養バランスよく食べなさい。

とは、栄養士時代に口がすっぱくなるほど言ってきたけれど、でも、栄養バランスを調えるといって、季節ではないアスパラをお弁当に入れるのは、やっぱりトンチンカン。

 

計算だけで数字を合わせても、露地栽培と水耕栽培、旬かどうか、育てる土地など、それらが、同じ栄養成分値を示す、訳はないのだ。

 

それを考えたら、計算から教えるよりも、本物を味わうところから。

体が喜ぶおいしい、には理由がちゃんとある。

 

栄養士の学校でも、いつか教える機会があったらと、願っているのは私の小さな野望。堆肥の違う人参を食べ比べたあの衝撃は、私は今も覚えている。

  

食だけではなくて、私たちは知らぬうちに、

体の感覚よりも、情報に重きを置くようになってしまった。

 

ということすら、飛び出してはじめて見えてきたことで、

流れゆく忙しい毎日に、何がおかしいの?と思う人の方が多いのだこの世の中。

 

何言ってんの?それが、当たり前だよ。

というところに、風穴をあけたい。

 

だって、それが行き着いた先が、今の食糧事情を生み出しているから。

 

炊き出しで感じたモヤモヤもそうだけど、どうも、食に関しての地位が、低い。

米騒動も然り。

生きるために本当に必要なものは何か。

それは、能登の震災支援でひしひしと感じてきた。

  

地位が低くなっているのは、食だけではありませんね。

地球環境も然り。教育も然り。文化も伝統も然り。

 

米が足りないと騒ぎ、恵方巻きを捨てている。そんなヘンテコ社会に、喝。

いつから、そうなってしまったのか。

 

だから、


“思考することを、どうか辞めないで”、


と声を大にして言いたいのです。

 

ますますAIなどの台頭で、思考することを辞めやすい世界になっているけれど、

それは、裏を返せば、とても操られやすい世界が近づいているとも、言える。

命名、鵜呑み社会。

   

だから私は、この授業を続けています。

足元をすくわれないように、自分も、あなたも。

   

 

これは、食を通した本物の目を養う思考力のトレーニングです。

そして、同じ未来を描く人たちと、食の未来を作っていきたいです。

 

おいしいの的確な選択ができるようになる人が増えれば、世の中は確実に良くなっていくと、私は信じています。

社会を変えるのは、誰でもない、わたしたちなのですから。

 

 

そのための学びを詰め込んで、ほか6個の授業も素敵な方々と組んでいます。

お楽しみに。通しで学びが深まる構成になっています。

 

例年、授業を受けた人は仕事を変えたり、移住したり、思い切って次に舵を切る人が多いです。そして、遠く離れていても、仲間がいるようで、心強いのは、私の方かもしれません。先日の集まりも楽しかった!

 

 

この講座は全講座を通して、

“おいしいの解像度を上げ、どんなときにも流されず、時代を客観視する目を身につけます。”

 

・食の仕事をしている方、したい方、

・生きた言葉を発信したい方、

・流されない自分でありたい方、

・教育の仕事をしている方、したい方、

・地方創生の仕事をしている方、

・私と一緒に何かを企みたい方、などなど、

  

ご一緒しましょう。

電源が消えたらおしまいなデジタルよりも、

揺るぎないものは手触りのある世界であり、顔の見える関係から。

   

 

詳細、申し込みは、noteにアップしていきます。

 

事務局は、本のある居場所づくりをしている鈴木さんと、私。

お手伝い枠もアリ。

希望あれば、学校や職場へも出張いたしますよ。

  

それでは、学び舎の扉を開けて、お待ちしています✌️初回の締め切り9/8

 

第2回はオンライン。 

9/17は、神戸大学名誉教授の保田先生をお迎えします。

 

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このインタビューしている先は、天国にいる、まさよさん。

いつも私の背中を押してくれた太陽のような人。


わたしも、誰かの背中を押せますように。


 

 
 
 

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